Princess Waltzコンプ

んー、一言で感想を言うと、勿体無い。
非常に勿体無い。
設定やキャラの性格付けはいいんだけれど、その料理の仕方を間違えたというか。
前半はキャラ立ちさせるのもバトルも秀逸なのに、後半はなんだかなぁ。
今作の失敗というか欠点というかそんなのを挙げると大体こんな感じかな。

  1. 各ヒロインのルート分岐がない一本道。
  2. 設定生かせてない。特にリーゼル。
  3. ヒロインが主人公に惹かれるのがちょい唐突。主にアンジェラやリーゼルについて。
  4. 脇役の登場する意味が薄い。特にのどかはもうちょい重要なポジションでもいいような。
  5. カードバトル要らない。最初は楽しいんだけど、3キャラ目あたりからダレる。
  6. ラスボスがなんか例の金ぴかっぽくてショボい。

特に個別ルートは欲しかったかなぁ。
オルタぐらい燃え方面に突っ走ってくれれば一本道でもいいンだけど、PWはキャラ萌えも重要なポイントでしたし。
カードバトルは勝敗やクリアまでのターン数がルート分岐の要素に…とかあればよかったんだけどな。
後半は燃え展開に力を注いだけれど、ちょい半端になって、結局不完全燃焼な感じ。
やはり展開にもう一捻りか、それかもっと強そうなラスボス欲しかったかな。
ラスボスとの戦闘がないのもなんか拍子抜けでしたし。肩透かしを食らったような。


と、ここまで散々偉そうに欠点ばっか書いてきましたが、それでもかなり面白くて楽しんだんですよ。
前半はバッチリでしたし。後半もそれなりに燃えましたし。
ルンルンかわいいし。
あー、敢えて言うなら、前半だとルンルンvsアンジェラがちょっと説明臭かったかな。


非常に惜しい、あと一歩で名作だったと思います。
あー、そうか、この感覚はちょっとだけそれ散るプレイ後に似てるんだ。
「遥かに仰ぎし麗しの」は別ラインで作ってるようですが期待。
みやび様に拝謁するのが楽しみでありますよたいちょー。